Power and Love 〜アダム・カヘン氏をむかえてのシンポジウム〜

月曜日は、終日ボランティア三昧でした。
実は、ご存知の方も多いと思いますが、日本アクションラーニング協会も後援させていただいた、SoLジャパン(http://www.soljapan.org/)が招聘された、アダム・カヘン氏を迎えてのシンポジウムでした。

朝の9時の集合から、夜9時のボランティア慰労会まで、本当に密度の濃い一日でした。

参加者の皆さん、とても素敵な時間でしたね。
(この模様は、ユーストリーミングでも同時生中継していたのですが、アクセスされていたのは20名以下だったのが少し残念!?でした)

また、本当に素晴らしい場を提供された、SoLジャパンの皆さん、お疲れさまでした。

手作りの本当に気持ちのこもった会でした。

↓メイキング グラフィックス


サテライト会場では、わたしもガラスにいっぱい絵を描いたりとても楽しかったです。

これは、参加者が作成したクレイ作品です⇒

ボランティア会で、Singするアダム(素敵でした)⇒


ボランティアMTGと本日の労働提供のみ(!)でしたが、本当に時間の共有とつながりを感じさせていただきました。



会場では、本当にいろいろな方とお会いしたのですが、
個人的には、久しぶりに伊藤武志さん(突然の登場でごめんなさい)にお会いして、5年前に自分のいっていた話を思い出したのが、、、、感無量でした。


実は、5年前 私たちのメンバーズ会(アクティブスティタス勉強会の前身)に講師として参加された時、伊藤さんには、「GE式ワークアウト」についてお話をしていただいたのですが、その際、以下のような会話が、、、

GE式ワークアウト

GE式ワークアウト


伊藤「15年たったら、世の中が変わるかもしれません」
清宮「15年は長い! 遅い! 5年くらいで変わらないでしょうか!」

というような、会話をしていました。
(やっぱり、せっかちな私でした。。。実は私は忘れていましたが、伊藤さんが、明確に覚えていた!確かに言いました。思い出しました。。。)

今2人の認識は、5年たったら、世の中変わっていましたね---ということ。


きっと、もっと、変わる。
そんな気がします。


アダムの最新書 原題は Power and Love 〜A Theory and Practices of Social Change 〜

未来を変えるために本当に必要なこと
〜最善の道を見出す技術〜


「愛」と「力」の意味を把握し、バランスをとりながら、両方を持って実践するそのプロセスが、私たちの社会を変えていく私たちの能力になるのだと思います。


この本、4月20日発売だそうです。

未来を変えるためにほんとうに必要なこと――最善の道を見出す技術

未来を変えるためにほんとうに必要なこと――最善の道を見出す技術



※一応、アダム・カヘン氏について※
sol-japanの紹介文によると・・・

アダム・カヘン氏は1990年代にロイヤルダッチシェル社において社会、政治、経済、技術シナリオプラニングのチームの責任者として活躍した、シナリオプラニングの 権威です。

 南アフリカアパルトヘイトで分断されていた人々が集い、民主化への移行をはかるマンデラ政権のプロジェクトに参画したことを きっかけに、グアテマラの国家ビジョンや、 インドの貧困による子供の栄養 失調、また多様な利害関係者が集い世界の食糧問題に取り組んでいるサステナブル・フード・ラボなど、世界50カ国以上で複雑な社会問題に取り組むプロジェクトを手がけています。

KicK Off Meeting

4月からの新しい年度。
今年のKick Off MTGは、趣向をこらしての展開でした。



業務上の都合もあって、さすがにOffsiteで時間をとってということにはならなかったのですが、時間をたっぷりとって、みんなで、Check In しました!



アクションラーニングは、もちろんですが、私が留学時代かじったAI(アプリシエイティブインクアワリー)の強み発見インタビュー(PeekPerfomance発見)や、南山大学で中村先生と一緒にやったFurtureSearch手法の一部を、スタッフのみんなと体感しながらおこなったのですが、これがやっぱり面白い。



組織開発手法がもっと、現場に入っていくと、組織が格段によくなっていくような気がします!


初めのHighPointInterviewから、
「楽しく働ける」
「新規性」
「ユニーク ビジネススキーム・モデル」
「社会貢献」
などのKeyワードが出て、これはもう、期待大。



実際、期待を上回る、濃厚な1日でした。


終了後は、MisteryTourと題して(スタッフのみんなはどこに連れていかれるか知らない)、青山、赤坂の夜桜見物。

最終地点は、ミッドタウンで、ライトアップ桜を見ながらの、決起の食事会となりました。
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雨も降らず、なんか当社のキーワード、「明るい未来」が共感(?)された一日でした。

週末は、もっとお花見日和。
春はいいですね〜。

キリンビールと質問会議

日経ビジネス 2010年3月22日号に、キリンビールで、質問会議が全社展開されている記事が掲載されました。


【特集記事】キリンビール株式会社
伸びる会社は全員力
成果主義エリートはもういらない〜


9年ぶりの首位奪還と組織開発運動が記載されていました。
知り合いからは、「掲載されていましたね」メールが相次いだので、やはり媒体威力はなかなかのものなのでしょう。


実際、キリンビールでの展開をみていると、コーチングと質問会議(アクションラーニング セッション)がとてもうまく、コラボしているのを感じます。
コーチイングのベースがあって、チーム開発として、質問会議がきちんとポジショニングされて、スムーズに導入されています。


(もちろん、内部で日夜奮闘されている社内ALコーチの皆さんの努力の賜物ですが!)


ほんとうに<スムーズ>なんですよね。


日経ビジネスオンラインに、実際セッションにも参加されたことのある、三宅氏(導入時のキリンビール社長でした)のインタビューが掲載されています。


【金融】「箱文化」の殻を破り始めた
三宅占二・キリンホールディングス副社長が語る「勝因」

http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20100318/213455/

対話と医療看護

土曜日は、久しぶりに名古屋に行きました。

地下鉄のアナウンスも、日本語、英語、韓国語、中国語、ポルトガル語(たぶん)と5ヶ国語の流石の国際都市です。


今回は、愛知県看護管理研究会での講演。
会場には、土曜日の午後にもかかわらず、自分の時間を使って来場された看護士管理職の方々が120名強。

■カンバンがすごく立派なのでおもわず写真(笑)↓

2時間の講演に、みなさん真剣に取り組んでいただきました。管理職とはいえ看護士の面々は全員女性(男性は事務局の1名のみ)で、いつもの企業管理職のセミナーとは、また違った趣でした。


ところで最近、薬剤士のかたのファーマシティカルコミュニケーションは、もちろん、救命士(消防庁)などの医療系現場の方々への講演を頼まれることが多くなりました。


それが、今回会長と話をしていて、氷解しました。
それは、医療現場こそ、チームで働いており、そのコミュニケーションがまさに「生死に関係する」非常に重要なことだということ。
単純に厳しい状況だから、上位下達の指示命令をきちんと対応することはもちろん、普段のコミュニケーションの場を作っていくことがとても大切。

看護現場の管理職に求められることは、「ささいなちょっとしたことでもきちんと伝えることができる」場、つまり「対話の場」を作っていくことだということだということです。

確かに、新人ナースが萎縮して、つたえなかった些細な異変が、患者さんの安全を脅かすということがありそうです。


そういえば、物流大会で講演を求められたときも、「安全の場は対話から生まれる」との趣旨でした。人為的ミスは、コミュニケーションミス。


対話は、ヒューマンエラーを減じます。


「対話」が生み出すものは、私たちの社会にとても大切な意味を持っていますよね。


台湾で翻訳「実践!アクションラーニング入門」

先日、知人の紹介でいらしたお客様。
2010年6月に、マーコード先生のアクションラーニングの本を、台湾で翻訳出版するとのこと。

実践 アクションラーニング入門―問題解決と組織学習がリーダーを育てる

実践 アクションラーニング入門―問題解決と組織学習がリーダーを育てる

もちろん、英語から中国語へ翻訳、ですが、翻訳者のチェンさんは、日本語も堪能な才媛タイワニーズ。

台湾では、マーコード先生のLeading with Question が大ベストセラーだそう。

清宮:どのくらい<数をきいている>売れている?
チェンさん:私の知っている人はみんな持っています!
・・・なるほど。。。

実は、この本、翻訳チームをつくりすでに、日本語に翻訳済。
私めの力たらずで、出版社がなかなか決まらずにお蔵入りしています(すいません!翻訳チームの皆さま!)
確かに先生も、自分の本のなかで一番売れているといっていた「いい本」なんですよね。
(この本をネタ本に、「質問するリーダーシップ⇒質問力強化」セミナーも設計されています!http://www.ldcjp.com/hrd/questions/index.html



ともかく、台湾と日本と連動しながら、夏には台北で、マーコード先生を呼んで、「ショウロンポウ」で乾杯、ということで、大盛り上がりでした。



Dr.Marquardtの言葉
I am pleased to hear Ms. Chang will be translating Optimizing the Power of Action Learning into Chinese, and of her report of the popularity of Leading with Questions in Taiwan.
My schedule for 2010 is quite filled already, but I would certainly consider the possibility of coming to Taiwan to publicize the launch of the book.

北川先生と久しぶり対談

いま、新しい会社案内をつくっている真っ最中。
そのなかで、当社の理念でもある「学習する社会構築を促進する」について、北川達夫先生とお話することになりました。

しょっちゅうお会いすることはあっても、きちんと(?)対談するのは、「対話流」の対談以来、まさに一年ぶり。
(本は、2009年7月に出版されましたが、対談収録は2月でした)

対話流―未来を生みだすコミュニケーション

対話流―未来を生みだすコミュニケーション

とはいえ、今回の企画は、会社案内用に、私が熱く会社理念をかたっても、「『学習する社会』ってわかりにくすぎ」という反応のなか、「そうだ!北川先生と話をしよう!」というおもいっきりの思いつきからの設定。
(北川先生、急な連絡にご対応いただき、本当にありがとうございます!!)


だって、会社の紹介に<そこ>ははずせない、でしょう。


北川先生と話をすると、とても触発されるので、もしかしたら、「分からない」部分を言語化できるかも?という期待は、結構成功だったと思います。
台本無しで、いつもの会話をしていただけですが、たぶん一人で延々話をするより、GoodJobになったはず!!

(でも台本も、筋も無しに、話をしてただけですが、これでOKになるのは、やはり北川先生とのコラボのお陰、先生ありがとうございます!2回目)

せっかくなんだから、動画も収録しておきましょう、ということになって、急遽の対談も結構な大事に。
対談内容は、会社案内ができてのお楽しみ。

もしかしたら、この動画もどこかで皆さんにお見せできる機会もあるかもしれません。
二人の話のテンポが見えて、結構おもしろい画になっているとおもうんですよね!

いつもの散歩

いつものように、土曜日の早朝散歩をしてきました。

金曜日夜の名残りのある街、六本木。
ほとんど、日本語が聞こえないよう集団たむろグループがいっぱい。
そのなかで、「イチマンナナセンエン」って明らかに日本語が。
白人女性と黒人女性が日本語をつかって話していました。


割り勘料金の確認かな。
最近は、英語を話す人とは限らないので、もしかしたら、共通の情報伝達には、日本語が適切なのかも。


大昔(二十数年前)、中国に仕事でお客様を連れていったとき、北京と上海の中国人通訳が日本語で話しをしていたことを思い出しました。
(北京と上海では言語体系?が違うので、日本語でないと意思疎通ができない、とい説明でした)

そうだよな。
英語が公用語というわけでもないですよね。

でも、金額ってあたりが、何かを象徴している「東京の一こま」でした。



それと、昔よく夜いっていたお店。
ビール 680円が390円に値下げ、って---。

確かに、飲食店の単価は下がっているのか。
(でも、会社のある青山あたりは、まだまだ強気)
高級店のランチメニューが妙に安くなっていたり。
経済のことを考えると、いいことなのか、ちょっと考えたりします。


だって、昨日も、近くまでいったので、いってみたかったフレンチレストランを探したら、お店がやっていませんでした。(残念!)

閉店したのでないことを願います。

頑張れ、日本経済! って感じ。