対話と医療看護

土曜日は、久しぶりに名古屋に行きました。

地下鉄のアナウンスも、日本語、英語、韓国語、中国語、ポルトガル語(たぶん)と5ヶ国語の流石の国際都市です。


今回は、愛知県看護管理研究会での講演。
会場には、土曜日の午後にもかかわらず、自分の時間を使って来場された看護士管理職の方々が120名強。

■カンバンがすごく立派なのでおもわず写真(笑)↓

2時間の講演に、みなさん真剣に取り組んでいただきました。管理職とはいえ看護士の面々は全員女性(男性は事務局の1名のみ)で、いつもの企業管理職のセミナーとは、また違った趣でした。


ところで最近、薬剤士のかたのファーマシティカルコミュニケーションは、もちろん、救命士(消防庁)などの医療系現場の方々への講演を頼まれることが多くなりました。


それが、今回会長と話をしていて、氷解しました。
それは、医療現場こそ、チームで働いており、そのコミュニケーションがまさに「生死に関係する」非常に重要なことだということ。
単純に厳しい状況だから、上位下達の指示命令をきちんと対応することはもちろん、普段のコミュニケーションの場を作っていくことがとても大切。

看護現場の管理職に求められることは、「ささいなちょっとしたことでもきちんと伝えることができる」場、つまり「対話の場」を作っていくことだということだということです。

確かに、新人ナースが萎縮して、つたえなかった些細な異変が、患者さんの安全を脅かすということがありそうです。


そういえば、物流大会で講演を求められたときも、「安全の場は対話から生まれる」との趣旨でした。人為的ミスは、コミュニケーションミス。


対話は、ヒューマンエラーを減じます。


「対話」が生み出すものは、私たちの社会にとても大切な意味を持っていますよね。