年次カンファレンス会場への返答

会場からの追加質問は3つ。
以下お答えしますね。(遅くなって申し訳ありません)


アクサ生命と日本ベーリンガー(NBI)のプログラムは、日本だけのプログラムですか?

⇒(清宮がとりあえずお答えします)ローカルプログラムと認識しています。
お二人とも現場リーダーとして、組織に必要なプログラムという観点でご自身で考え、ALを導入されています。
(ですから日本独自のもので、グローバルのヘッドクォータから展開されているものではありません)

※でも、本社に逆輸入(出?)したいという野望(?)をお伺いしたこともあります。


●参加者の選択は?非協力者への対応は?

⇒(これも清宮が代わってお答えします)
事例紹介のなかでも、言及していたように、アクサ生命はコアメンバーは基本「自発募集」です。
ですから、非協力ということはありえません。
アメンバーが部署で展開するなかで、あまり協力的出ない方が存在したかもしれませんが、それはコアメンバーが相談しながら解決していったようです。


NBIは、昇格(新任エリアマネージャー)とからんでの研修です。これもパネルのときに、早川部長がおっしゃっていたように、かなり強烈なライン権限としてのメッセージがありました。いわく「きちんと、体得しないと、降格もありうる」ですので、基本はポジティブです。
また、継続しておこなっているので、落ちこぼれはなくなりました(正直にいいますと、最初だけは全員OKではありませんでした。ですから、個別に対応しました)


●現場でこのような活動に使う時間の優先順位を上げるにあたり、苦労したところはどこでしょうか?

⇒パネルのときに、お二人が言及していたように、ひとつには「成功体験:役立ち感」をできるだけ早めにもってもらうこと。(それには、実際にともかくおこなってみての体感が必要)鶏と卵のような話になるのですが、そのために仕組みとしてのプログラムが必要になってきます。

NBIは、階層別昇格研修としての強制力。
アクサ生命の場合は、地道な現場部長、マネージャー(上司)への情報提供と根回し。イベント化した形で応募者が参加したくなる仕組み(キックオフ合宿や最後のプレゼン合宿<リッツカールトン訪問など>)を考えられています。

どちらにせよ、導入者が組織のチェンジエージェントとして、ガッツリ考え抜いていることが、現場での優先順位を上げることに繋がっているように思います。


伊藤さんの言っていたように「情熱」?


この2つの職場は、本当に、まごうなき「忙しい職場」ですから、逆に言えば、どんなに忙しくても優先順位をあげることはできそうですね。

以上、とりいそぎ、会場へのお答えです。